キリスト教式での家族葬への牧師派遣のご依頼を、ご長男さまよりいただきました。お母様は、旦那様が内村鑑三先生による無教会主義の信仰を受け継いでおり、その影響でキリスト教を信仰していたそうです。
明治、大正、昭和初期に日本の思想界に多大な影響を与えた内村鑑三先生とその弟子さんたちによる聖書研究会は、現代の日本でもなお続いています。また、無教会主義のグループには属さなくても、内村鑑三著作集を通して、聖書の教えを学んでいる高齢者がたくさんおられます。
無教会主義信仰者のキリスト教家族葬
このご家庭のご先祖で最初にクリスチャンになった方は、内村鑑三先生の著作集にも名前が出てくるほど、熱心なお弟子さんだったようです。
すでに召されている旦那様もキリスト教式で葬儀を行い、お母様も同じキリスト教式を希望されました。
日本におけるプロテスタントは、江戸時代の幕末・開国期に始まり、明治時代に絶大な影響を与えながら広まりました。まさに明治の宣教が、日本のプロテスタントの原点であります。
家族愛が豊かに感じられたキリスト教葬儀
出棺の前に、ご長男さまが「お母さんの息子で良かったよ」と語っておられたことから、豊かな家族愛を感じました。
喪主挨拶の時にも涙を流しながらお母様との思い出を語っておられ、男性の参列者であっても感涙にむせぶ方が数人もおられました。
「キリスト教葬儀牧師派遣センター」